本家フェンダーのいわば廉価版であるフェンダージャパン。
最近はネットなどで「フェンダージャパンのベースはおすすめ出来るか?」
について調べている方が多いみたいなので、それについて書いてみようと思います。
基本的にフェンダージャパンというベースは
『初心者向けの入門用ベース』といった色合いが強く、
またそのため、初心者セットなどとセット販売されることも多いですよね?
そういう事情があってか、
『フェンダージャパン=初心者=粗悪』みたいに捉えている方もわりといます。
実際のところはどうなのか?というと・・・
粗悪なものは少ないです限りなく。
何なら本家USAのものよりも、手に取ってガッカリするということも殆どない。
『ジャパン』というだけあって(?)フレット打ちなどはかなり丁寧です。
電気パーツなども、まあ品質が粗悪ってことはほぼないと思っていいでしょう。
ただ・・・
たとえばフェンダージャパンのジャズベ一本で、
レコーディングからライブパフォーマンスから
全てこなすことが可能か?というと
まあもちろん、それは無理があります。汗
(というか、それをいいだしたらキリないけどね)
作りは丁寧なものが多いし、
ピッチがハチャメチャになるような
フレット打ちのものにも殆ど出くわさないけど
そこはやはり廉価版の宿命といいますか・・・
ボディやヘッド、ネックに用いられる木材の質はかなり平凡です。
ドラゴンクエストの武器でいうところの銅の剣ってとこでしょうか?
ライブではピックアップをダンカンのものに積み替えてみたり
プリアンプ(Tech 21 SANSAMP BassDriver D.Iあたり)を導入するとか
そういうことで幾らか音質を向上させることも可能だと思いますけど、
レコーディングなどの誤摩化しの効かない
シビアな環境では若干頼りないかな?
というのが正直に思うところです。
また、ピックアップの積み替えとかプリアンプをかませることなどを考えると、
レイクランドのSKシリーズの方がコスパ的な融通は効きやすいかもしれません。
まあけれどもね、『最初の一本』として持つ分には、
または、『家弾き用』、『練習用』として持つ分には、
不満を感じるクオリティではないと思うし、
むしろベース初心者の方にはSKと並びオススメできます。
⇒1962年当時のテイストを活かしたフェンダージャパンジャズベはコチラ
コメントを残す