レイクランドのベースはもっと評価されるべき。

「レイクランドのベースはもっと評価されるべきでしょ!」といった、タイトルそのまんまな記事を今日は書いていこうと思います。笑

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このサイトでも、筆者イチオシとしてたびたび紹介しているアメリカのハイエンド・ベースブランド、LAKLAND(レイクランド)

「数あるアクティブベースの中で最もおすすめな一本を挙げろ」と言われたら、僕は間違いなくレイクランドの44-94モデルを挙げます。

そして、「コストパフォーマンスの良いベースの中で最もおすすめな一本を挙げろ」と言われたら、SL4-94モデルを挙げるでしょう。

 

今日は、今まで散々記事にしてきましたが、そのおまとめver.的に筆者のLAKLAND愛をつらつらと書いていこうと思います!

 

アクティブベースらしからぬ”木材”を思わせる音

アクティブベースの最大の特徴として、電池駆動が可能とさせる『パワー感抜群の図太い音』がありますよね?

ハードロックやメタル系のガシガシした音にさえ決して埋もれることのない圧倒的パワー感は、とくにラウド系のサウンドにはピッタリとハマります。

レイクランドのアクティブベースも、もちろんそういった特徴を押さえています。

 

しかし、、それだけにとどまらないのが、このベースの恐ろしいところ・・・。

レイクランドのベースは、木材の温もりをしっかりと感じさせる。素材の味というか、「ああ、ベースの音がする」という安心感さえ与えてくれる音を鳴らします。

 

と言うのも、普通だったらアクティブベースってそのパワー感ゆえに、木材本来の鳴りさえも殺されてしまうことが多いじゃないですか。

なんなら、ある程度のピックアップが積まれていていれば、良くも悪くも、そこそこの音が出ちゃったりします。

それがどんなモデルのベースでも、結局はピックアップが音色の鍵を握っているというかね。そういう意味ではある意味、雑な音を出すタイプのベースが多いと言ってもいいでしょう。

 

けれども、レイクランドのアクティブの音って、非常に繊細です。

なんというか、和食みたいなベースなんですよ。ただシンプルに美味しいってだけじゃなくて、その素材の持つストーリーや、職人の仕事までもを体感出来るという意味で。

(この例え伝わるかなー、、、これは伝えるのが難しいぜ。笑)

 

もっとも、先に書いたように、アクティブベース本来のパワーのある音が損なわれている、とかは全然なくて

アクティブの強みをちゃんとおさえた上で、それを踏まえたまま乗り越えている。

これって凄いことだと思うんです。

だって、アクティブベースの良さをクリアーしつつも、アクティブベースらしからぬ良さまでも再現してくれているんだから。

 

ネックの作りが他のベースとは段違い

レイクランドベースを評価し愛用しているベーシストが口を揃えて言う「レイクランドはネックの作りが、段違いに良い」ってことがあります。

これについては、もう実際にネックを握ってもらえたら分かると思います。他のベースとは全然違います。はっきりと実感できるでしょう。

 

スライドやトリルなどのプレイをどんなにしてもどこまでもスルスルと手のひらに吸い付いて離れない。

テクニカルなフレーズを弾くベーシストはもちろん、暴れ回るようなタフなステージングをするベーシストまで、全てのタイプのベーシストを病み付きにさせると思います。

 

レイクランドのベースはアメリカ製のUSAモデルと、

電気や金属のパーツを本場から取り寄せ、ESPが加工、組み立てを行っている日本製のショアラインモデルがあるのですが、

本家とSL(ショアライン)の一番の違いは、このネックでしょうね。

 

そして、ネックの作りやグリップ感にのみ関して言うなら、USA製のネックがSLモデルを圧倒しています。もう本家の圧勝です。

USAとSLは価格が倍近く変わってきてしまうけれど、「これだけネックが違うなら、まあこの価格差もしゃーないかな?」とさえ思ってしまうほどです。

(まあ、それを踏まえても、コスパって意味だとやっぱりSLが最強だと確信しますが)

 

レイクランドUSAとSLのネックの違い

ただ、、、USA製のレイクランドは、その名のとおりのアメリカ製。

アメリカのカラッと乾いた風土に合わせて作られたネックは正直、日本の湿気の多い気候にはあまり適していないかも知れません。

実際、筆者の持っているUSAのネックは湿気を吸って、鳴りの良さが損なわれて感じることも多々あります。その日の天候や外気にめちゃくちゃ左右されている印象です。

カラッと晴れた日の音は最高なんですけどね〜。。。

 

対してSL(ショアライン)の方は、木材をESPが調達し、国内で加工、生産されるので日本の風土とは相性抜群です。

ネックが思いっきりニス塗り加工されているので水分の侵入を防ぐことに一役買ってくれます。

USAよりもブレがないですね。USA製はその日の天候や湿度によって本当に結構、音がブレるので・・・。

 

・ネックは超一級品だけど、日本国内では音がブレやすいUSA製か、、、

・ネックはUSA製よりも劣るけれど、ブレが少ないSL製か、、、

、、、迷うところですね。

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あれですよね。

ブランド物のTシャツでも値段が高いTシャツの方が生地が繊細で、思いのほか痛みやすかったりするじゃないですか。

あれと同じようなもの知れませんね。USAの方がやっぱり繊細です。

 

でも、いずれにしてもUSAもSLも『ネックが素晴らしい』という点は違いありません。

その素晴らしい2つを、あえて比べるから差が出来てしまうだけで。

 

レイクランドを使っている有名ベーシスト達

事実、国内のレイクランドオーナーだとL’Arc〜en〜CielTETSUYAさんや、ひなっちこと向井秀和さんが有名です。

両者とも、かなり動き回るある種変態的なベースプレイが目立ちますよね?

スライドグリスはもちろん、チョーキングまで多用しています。

 

そういうテクニカルなプレイを好む二人が、何故、レイクランドを好んで使うのか?を考えれば、察しはつくのではないでしょうか。

レイクランドのネックはスライドやトリルなどのプレイをどんなにしてもどこまでもスルスルと手のひらに吸い付いて離れないフィット感が売りですから。

 

ちなみにTETSUYAさんはUSAモデルの自身のシグネチャーモデルを制作し、所有、使用しています。

 

ひなっちはSLから自身のシグネチャーモデルを制作し、所有、使用しています。

 

USAモデルとSL(ショアライン)モデル、どっちの方がいいの?

で、結局、「USAとSLだとどっちが優れたベースなのか」ですが、正直言って人それぞれです。

上質とされるのはUSAですけど。”あえて”SLを好んで使っているベーシストもいます。

 

個人的な感想として思うのは、

・USAの方が優しくマイルドな音がする。

・SLの方が激しくロック向けの音がする。

といったところでしょうか。あなたのバンドのジャンルによって選択して下さい。

 

『ベースとしていい音がする』って意味では、当然USAに軍杯が上がります。まあ価格も価格だし、それはそうです。

これでSLの方が所謂『イイ音』だったら、本家の存在意義ってなにさ?って話になっちゃいますからね。笑

でも、そのベースの鳴らす単体の音さえ良ければ、どんなジャンルの音楽にも、より良い影響を与えるとは限りません。

 

まあ、単純にコスパって意味ではショアラインの圧勝だと思いますが。価格差が倍近く開くほど、SLが「安かろう悪かろう」とは思えませんから。

筆者だったら、限られた予算の中でならSLモデルを買って、浮いたUSA分の差額でアンプヘッドに回すかな?って感じです。
(アンプはマークベースかハートキーを使いたいところ)

 

ここは、やっている音楽ジャンルや、何よりあなたの好みで決めてください。

前述したように、ラルクのTETSUYAさんはUSA製を使っていますし、ひなっちは、あえて日本製のSLモデルを使用しています。やっぱり最後は好みでしょうね。

 

レイクランドのベースはもっと評価されるべき。

もうね、本当にレイクランドのベースって、もっと評価されるべきだと思います。

TETSUYAさんや、ひなっちを始めとする実力派ベースプレイヤーの使用だったり、

アニメ『けいおん!』で澪ちゃんがジョー・オズボーンモデルを持っていたりしたことで

一時期に比べると知名度は上がってきてはいると思いますが、まだまだ足りんでしょ。笑

レイクランドのベースは本当に素晴らしいです。

今回はアクティブ4弦に関しての記事を書きましたが、5弦ベースもそうだし、パッシブのものについてもそう。。。

なかなかこんなに優れたベースってないですから!

 

いつかフェンダー並にベーシストにとってのスタンダードになって欲しい。

いや、それはそれでちょっと寂しいかも・・・。

 

まあいいや。とにかく、私はこれからもレイクランドベースを応援します!

ご清聴ありがとうございました。

 

 

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