スティングレイベースの特徴とは何なのか? なぜ、世界中のミュージシャンから評価され、愛されているのか? そんな『スティングレイとは何か?』について書いて行きます。
世界中のベーシストから愛されるスティングレイベース
スティングレイの使用アーティストはパワー系が多い という記事を以前書いてみたところ、
他の記事エントリーの平均よりもかなり多くの方が それを読んでくださったようです。 あらためて、スティングレイベースの人気度を思い知らされました。
そのときの記事にも書きましたが(というかタイトルがまさにズバリですが笑) スティングレイのベースは、国内外問わず、 様々なロックミュージシャン・ベーシストから愛され続け、今日に至ります。
たとえば、レッドホットチリペッパーズのフリー。
たとえば、AC/DCのクリフ・ウィリアムズ。
彼らにとって、スティングレイというベースはもはやただの愛機ではなく 体の一部といってもいいのではとさえ思います。 何とも力強いトレードマークですよね?
筆者は以前の記事にも書いたとおり、 スティングレイのブリブリ、ドンドンとした音が苦手です。
けれども、レッチリもAC/DCも、その他多くの爆音系ロック音楽も 子守唄のように浴びてきた筆者にとって、 特別感のあるベースには違いないんですね。(だって使用しているベーシストが大好きだから)
なので今回また、 『スティングレイベースとは何なのか?』について書きたいと思い、 筆を取った(筆じゃないけど)次第であります。
スティングレイベースの特徴
スティングレイベースの特徴は何といっても、アクティブ回路という設計が可能にしたパワー感。
これは前回の記事でも書いたとおりですが、 その重厚な地響きのような力強い低音は、まるで戦車のよう。 『THE・兵器』と筆者が勝手に命名したベースです。
また、レッチリのフリーがとくに90年代の絶頂期まで スティングレイばかりを愛用していた理由として、
ミクスチャーロックの多様性にしっかりと対応させるため といった意図があったのは間違いないでしょうね。
スティングレイベースのウリの一つでもある、アクティブイコライザー。
これを巧みに瞬間的に利用することができなければ、 レッドホットチリペッパーズのような、 『スラップをバシバシ打っていたかと思えば、 次のフレーズではメロウに艶やかにベースラインを歌わせる』 そういったプレイに間に合わないですから。
フリーがレッチリというバンドの中でスティングレイを相棒に選んだのは そういう必然性があったからだとも思います。 なので、音作りに多様性があるというのも一つの特徴ですね。
・・・とはいえ、アクティブベース特有の クセのある音っていうのはどうしても残るので
「何でもかんでも、これ一本で済ませられる!」 という発想は、さすがにおとぎ話だと言わざるを得ませんが・・・。 (まあそれはどのベースもそうですけどね。)
このブリッブリでバッキバキの音というのは とくにスタジアムクラスの大きなライブ会場では高い効果を発揮しますし、 彼らのようなスタジアムミュージシャンが愛用するのも頷けます。
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